川越で有名な祭りは川越まつりです。
川越まつりは江戸「天下祭」の様式、風流を現代に伝える祭りで貴重な都市型祭礼です。
歴史はとても古く360年の時代を超えて守られて、川越独特の特色を加えながらも発展を遂げてきました。
平成17年には「川越氷川祭の山車行事」という事で国指定重要無形民俗文化財にもなっています。

 

この祭りの最大の特徴は山車行事です。
山車行事とは江戸「天下祭」を現代に再現したもので精妙に作られた人形を乗せた山車が蔵造りの町並みを中心とし、町中を曳行されます。
とてもスケールが大きく、何台もの山車が辻であいたいしてすれ違う様子を見て見物客は圧倒されます。

 

川越まつりの最大のみどころは「曳っかわせ」です。
これは「ひっかわせ」と読みます。
数台の山車が向かい合い囃子で競い合うのです。
この時まつり人たちはみんなで提灯wp高々と振り上げつつ歓声を上げます。
とくに盛り上がりを見せるのが夜の「曳っかわせ」で川越まつり最高潮の盛り上がりを見せるのです。

川越の“時の鐘”

 

“時の鐘”とは、川越市の中心部にある時計台の名称です。蔵造りの建物が軒を連ねる一番街の街並みにおいて、代表格の観光名所です。風情あるたたずまいのこの時計台は、江戸時代に建てられ、川越の町で暮らす庶民に愛されてきました。当時は専門の鐘つき守が、手動で時間を知らせていましたが、それが今では機械式になり、午前6時・正午・午後3時・午後6時の一日4回、小江戸の町に鐘の音を響かせています。

 

時の鐘は木造で高さは約16メートルあり、「残したい日本の音の風景100選」に認定されています。最初は、明治天皇の下賜金を筆頭に、川越に関係している実業家らによる寄付で建設されました。その後の川越の大火など、何度かの火災により焼失してしまったこともありましたが、明治26年以降は現在の姿でそこに建っています。何度焼失しても、川越の庶民たちはこの時の鐘を建て直しました。自分の家やお店が焼失してしまっても、真っ先にこの時の鐘を再建したのです。それほど当時は、時間を知らせる鐘というものが暮らしの中において重要で、しかもこのやぐらは川越の庶民や商人たちに愛されていました。

 

明治時代の建造物としても見応えのあるこの時の鐘ですが、それ以前に川越の人たちに心から親しまれ愛されている、とても大切な建物です。古くから川越の人たちの手によって守られてきたこの時の鐘は、江戸の風情を残すこの川越の町のシンボルとして、これから先もずっと愛されていくことでしょう。